東松山産生粘土を圧縮加工した 100% 天然素材 粒状タイプの止水材 シャットボール 

有限会社中澤粘土 シャットボール
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基本理念

 シャットボールの開発理由と用途について


水は地球上のすべての生物が分かち合って生きるための大事な資源です。この水が汚染されて利用できなくなれば、すべての生物が絶滅してしまうのです。
現状、水環境の実態は一般に知られるよりはるかに深刻です。
そこで、私たちは今何をすればいいのか考えなくてはなりません。
さく井資材販売会社として、フィルター材、止水材等、さく井工事に係るさまざまな商品を販売しておりますが、これからもよりよい水が取水できるよう商品開発に努めたいと考えます。

そこで今回、止水材(遮水材)として、新商品シャットボールをご紹介します。

遮水工法の際、今日まで問題だったのが、粘土を井戸上部の隙間から落下充填となりますが、中間で棚を形成しないように十分注意して実施せねばなりません。
そのためには粘土を、サイズ・形状の整った粒状にするのが条件となります。
そこで現場の対応といたしまして、粘土の形状を整えるため、掘削中はもちろんのこと多くの時間と労務を費やして粘土を粒状に整えていました。
しかしながら、人の手によって粘土の粒を作れるとはいえ、やはり数に限りがあります。
通常、井戸外径300m/mに対してケーシングパイプ150m/mを挿入しますが、この外径とケーシングパイプの隙間を埋めるのに1mあたり約50kgの粘土が必要となります。
粘土一粒の重さが約2gとして50kgにするには、25000個もの粘土の粒を作ることになります。とても現場の手で作れる数ではありません。
そこで現在は、セメント又は、ベントナイト系を粒状に加工した外国産の製品が使用されています。しかし、土壌の環境保持、あるいはコストの面から見ても既存の土壌に存在する粘土を使用するのが最善と考えます。

このようなことから、十分とは言えなかった粘土による遮断区間を確実なものとするため開発したのが、粒状生粘土『シャットボール』であります。資料1※Aにシャットボールを使用することにより、今まで完全ではなかった遮水工が実現すると共に、また新しい遮水工法として、粘土層には粘土を、砂利層には砂利を、セメント等化学物質にたよらずに自然層の復元という最も自然に優しく環境に配慮した工法も採用できると考えます。

この工法により、帯水層における水の流れの変化を最小限に防ぎ、既存の井戸に対する影響も緩和されると共に、施工期間の短縮、経費の節約等さまざまな利点が期待できます。

今後とも中澤粘土は、井戸におけるサステナビリティを実現し、社会貢献につなげていきたいと考えます。

 

 さく井工事(ディープウェル)遮水工概要


遮水工法(全国さく井協会工事資料)
所定の深度まで硅砂充填を終了させると、その上部の隙間を埋め戻す作業を引き続き実施する。
最近問題となってきている地下水汚染の防止対策と水質基準の強化を考慮すると、完全な遮水工法の採用が望ましい。現在一般的なのがセメンチング工法で、注入深度はセメンチング下限深度の1m以上とする(フィルター材とセメントの間に遮水材を1m以上設ける)。充填硅砂の上部には、十分な細砂または粘土の遮断区間を設け、セメントの所定深度以下への降下を防止する。
以上が現状一般的な遮水工法です。
この際、確実な遮断区間を設けなければ、セメントミルクがフィルター材(帯水層)まで浸透し、スクリーンパイプの目づまり(セメントミルクの付着)等さまざまな問題が発生し、充分な水の汲み上げが確保できません。

シャットボール フッター
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